広尾漁協部会、エゾバイ増殖に挑む 水槽で産卵 資源回復へ手探り
【広尾】広尾漁協のエゾバイツブ篭漁業部会(鶴沢栄三郎部会長、10人)は美味で知られる十勝前浜のツブ類(巻き貝)の一種、「エゾバイ」の資源を増やすため、手探りの飼育試験を始めた。エゾバイの生態は不明な点が多く、本格的な増殖事業は例がない。同部会は「生態の解明を進めて産卵やふ化、放流まで含んだ増殖法を確立させたい」という。(山本哲朗) >>続きを読む
広尾では、漁獲量が年々減少しており、現在は漁期を6月から3カ月に限定するなど資源管理に努めている。しかし、回復の兆しが見えないため、部会員の間で「手探りでいいから増殖に挑戦しよう」と声が上がったという。この貝、きっと美味しいんだよねぇ。